フリースクール コルネット、仙台でがんばっております。


前回、私は国語の授業で、ほとんど文図を書かなかったと述べました。


では、私はどんな国語の授業をしてきたのでしょうか?


現代文に絞ってお話ししますが、やってきたことは単純です。


「練習問題を解かせる」です。特に「要約問題」です。「第1段落を30字以内で要約せよ」のようにです。


私は、現代文の読解力をつける最も簡便な方法は、「要約をする」ことだと思います。


それがすべてだと言うつもりはまったくありませんが、文章の要約ができるようになるということは、現代文の読解力の8割くらいはついたということです。要約こそが現代文の一丁目一番地なのです。


結局、読解力とは、その文章が「何を言いたいのか」を理解する力ですから、要約力に近いのです。


私自身も、日々の生活の中で、要約力をフル活用して生きています。世の中のさまざまな物事に対して、「それ、要するにどういうこと?」という疑問文を、常にぶつけております。


というわけで、私は文図を書かずに、読解問題、特に要約問題を生徒さんにやってもらっていたわけです。


言い換えれば、私が読んで理解した内容を黒板に書いたりひたすら解説したりするのではなく、生徒さん本人に要約問題を通して内容を理解してもらうよう努めていたということです。


おかげさまで、たまには、「先生のおかげで最近、文章が読めるようになってきた」という過分な言葉をいただくことがありました。ありがたいです。


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