フリースクール コルネット、仙台でがんばっております。


31歳のころ、私は初めて、高校の吹奏楽部の副顧問となりました。自分が経験したことのある部活動にやっとたずさわることができ、うれしかったです。そして、副顧問になったのを機に、トランペットをプロの方に習いはじめました。こちらは15年以上のブランクがあり、完全に初心者に戻っていました。


そのころ、その吹奏楽部には、外部コーチとしてある先生が指導に来てくださっていました。その先生とある曲のある部分で、トランペットのメンバーにどの指使いをさせるかで、意見が割れたことがあります。ちょっと、つっこんだ話になりますが、トランペットは音が高くなると、「替え指」と言って、別の指使いでも出せる音が多くなります。その曲のその部分は音も高く、音符が細かいので、どの指使いを選択させるとミスが少なく吹きやすいかという話で、意見が割れたのです。


私のトランペットのレッスンがあった日、たまたまそのことを思い出したので、プロの先生にどちらの指使いがいいか、聞いてみました。すると、答えは即座に返ってきました。


「吹ければ、どっちでもいいよ」


ひじょうにあっさりしたものでした(笑)。その後、その楽譜をたまたま持っていたので、先生にお見せしたところ、先生は両方の指使いでやってみて、「う~ん、僕だったら、こっちかな」と答えてくださいました。


以前のブログで、「真実はいくつもある」というようなことを書きましたが、このトランペットの先生も、そのことを教えてくださった一人です。いい意味での結果オーライ。音楽として成立するのであれば、アプローチはどれでもいい。「僕だったら」という限定つき。先生からは音楽に対する姿勢だけでなく、生き方も学んだ気がします。


ちなみに、この先生、仙台にあるプロのオーケストラの方です。


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