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私のスクールで「先生のいる自習室コース」に通っている生徒さんが、理科の自習をしていました。化学分野のイオンのところです。もちろん、かの大手企業とは関係ありません。私は何の気なしに、「そこ、もう習ったの?」と聞いたのですが、「いえ、先生から予習してくるように言われたので」という答えでした。私は内心、「イオンのところは、結構難しいのに、予習してこいって言われたってなあ」と思いました。これが予習でわかるのであれば、教師はいらないし、誰でも科学者になれるでしょう。


以前のブログでも少し触れましたが、私が高校の教員生活を通じて疑問に思っていたことの一つに、「予習してこい」というのがあります。率直に言って、何の考えもなしに、軽はずみに「予習してこい」という教師が多すぎます。「予習してこい」という方は、その予習が授業において、どのような効果をもたらしているのか検討しているのでしょうか? 生徒に宿題として予習を課すのであれば、どんなやり方でするべきなのか、きちんと考えて課すべきです。


そしてまた、「予習してこい」というのであれば、予習をしてこない生徒が「不利になる」ような授業をしなければダメです。予習をしてこない生徒が、「ついてこられなくなる」ような授業をするべきです。予習を課しているのに、予習をしてこない生徒にもわかるように授業することは、教師の安易な言いつけを守ってまじめに予習してくる生徒をバカにすることと同じです。教師が課す宿題は、そんなにテキトーなものでいいのでしょうか。予習を課すのであれば、それなりの覚悟を持って課すべきです。


私は高校の教員だったとき、そんな覚悟はありませんでした。また、予習をしてこないがために、私の授業についてこられない生徒が出る、などという「屈辱」にも耐えられませんでした。だから、予習を課すということは、ほとんどしませんでした。一生懸命復習をして、習ったことを身につけるよう、指導しておりました。


学校の先生には、生徒さんにあまり軽はずみな課題は、出さないでほしいと思います。もっと吟味してから、課題を出してほしいものだと思います。


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