フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。


オリンピックが1年延期になるのをはじめ、さまざまな行事が、中止や延期を余儀なくされています。かかわる方々は、さぞかし落胆なさっているかと思います。私にもかかわりが及ぶ、吹奏楽コンクールや合唱コンクールも、どうなるのだろうかと思います。


ただ、「不幸中の幸い」と思っていることもあります。


日本人も、ちゃんと「行事の見直しもできるんだ」と気づかされたことです。


私は高校の教員だったとき、無駄だと思ったものに関しては、「廃止すべきだ!」と主張したことがあります。しかし、そのときに出てくる反対意見で、こんなものがあります。


「いままで、やってきたことだから」


いままでやってきたというだけで、是非について検討しなければ、物事は絶対に改善されません。それなのに、「いままでやってきたことを、われわれの代で終わらせてしまうのは、どうも……」みたいな意見に、何度か出くわしました。どうしてそう考えるのか、正直わかりません。物事の判断で大切なのは、あくまでも是々非々だと思っているものですから。


しかし、今回のコロナ禍への対応において、日本人は通常ならできないような「慣例の変更」も、たくさん行っています。


その結果、悲しい思いをすることもありますが、変化の可能性が示されたことについては、私は率直にうれしく思います。


日本人もやればできるんだな、と思う次第です。


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