仙台でがんばる「フリースクール コルネット」です。

東京シューレの子どもたち編『僕らしく君らしく自分色』(教育史料出版会)という本があります。

日本のフリースクールの先駆けと言っていい「東京シューレ」の生徒さんたちが作った2冊目の本です。

初版が1995年ですので、四半世紀近く前の本ということになります。

結構古い本なのですが、いまだに学ぶべきことがたくさんあります。

私は2年前に一度読んで、いま読み返しはじめたのですが、さっそく胸をえぐるフレーズがありました。

「学校に行かないと自分色を出せて、学校へ行っていると自分色をまったく出せない、と思っている方がいあるかもしれません。でも、僕らが言っていることはそうではありません。学校へ楽しく行っていて自分を出せる人なら、楽しく通っていてほしいのです。ただ、学校で自分が出しきれなくて、悩んでいる人は、学校とは別な、自分の色が出せるところへ行っていいと思うのです。」

高校には必ず行かなくてはいけないんだと思っている方には、この境地に学んでほしいと思います。東京シューレの生徒さんは、学校にいかない方がいいんだとは、一言も言っていません。学校に行くという選択肢も、学校に行かないという選択肢も、とにかく「自分が出せる」かどうかが問題だと言っているわけです。

どちらかが絶対的に正しいわけではないのです。本人に合うかどうか、大事なのです。

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