仙台でがんばる「フリースクール コルネット」です。
前回の続きです。
高校の国語の教員が「古典文法」を教える際、気をつけなければいけないポイントは、「教えすぎない」ことだと、前回お話ししました。
これを覚える側から言うと、「いっぺんにやりすぎない」ということになります。
助動詞「き」「けり」の暗唱練習をやったとします。暗唱練習の部分だけとれば、私の授業ですと7分くらいです。
しかし、次の日になると、もう忘れています。記憶力なんてそんなものです。
だから、定着するだけの期間をかせがなくてはいけません。
それなのに、定着する前に「き」「けり」「つ」「ぬ」「たり」「り」「ず」「む」「らむ」「けむ」……と先生がどんどん教えてしまうから、混乱するんです!
ですから、学ぶ側から言えば、「き」「けり」を習ったら、「き」「けり」が自分の頭、いや比喩的に言えば「体」に定着するまで、他の助動詞に手をつけてはいけないのです。
では、「き」「けり」を自分の体に定着させるには、どうしたらいいのか。
続きは次回で。
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