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池間哲郎・清水克衛の対談を本にした、『凜とした日本人になれ』(イースト・プレス)を読みました。いたく感動する箇所がたくさんあり、線を引きまくりながら読みました。以下、同書の池間氏の発言より学んだ事柄を列挙します。〈 〉でくくっている部分は引用で、それ以外の部分は新川が少しまとめました。


○ 池間氏は講演中、走り回っている子どもの親に、「座らせろ!」と怒ったそうです。いわく、「子どもは悪くないんですよ、それを放っておく親が許せないんです」。


○ 世界で初めて「人間はみんな平等だ」と宣言したのは、日本人だそうです(パリ講和会議)。


○ 〈古今東西のあらゆる本が母国語に訳されているのは、アジアでは日本くらいなんです。私たちは、原書に当たらずとも、膨大な本を日本語で読むことができる。〉(そういえば、これと同じことが日下公人氏の本にも書いてあった気がします。新川)


○ 〈江戸時代の武士は横暴どころか、刀を抜いた人もほとんどいなかった。刀を抜いたら最後、命を捨てて戦わなくてはいけないという暗黙の了解があったからです。刀を抜いたとしたら、なぜ抜いたのか、徹底的なとり調べが行なわれたそうです。〉


○ 講演でアジアの子どもたちの現状をお話しすると、ほとんどの人は賛同してくれ、涙を流す人もいるが、お金を出して支えようとする人は、1%もいないそうです。


○ 〈私のまわりにいる若い人を見ていると、情熱の方向がちょっと違うんですよね。みんな『金持ちになりたい』っていう情熱なんです。本当にいちばん大事なのは、『自分が何をやりたいか』ですよ。カネなんて、あとからついてくるものでしょ。〉


○ 〈他のアジアの国々を見ると、意外と荒れているんですよ。(中略)殴り合いのけんかが日常茶飯事、車は乱暴な運転でいつも大渋滞、『かっぱらいがいるから、カバンはしっかりと前に抱えて持て』と注意されます。(中略)ある国では、『財布を拾ったら絶対に警察に届けるな』と注意されました。もし五万円入っている財布を警察に届けて、その持ち主が見つかったとしたら、『この財布には五〇万円入っていた。お前が盗ったんだろう』と必ず言い張るというんです。日本では考えられませんよね。〉


この本を読んで、私が池間氏に対して抱いた感想は、「博識にして、腹が据わっている」。またまた、すごい方を見つけました。(すごい方をよく見つけるわりに、自分はあまり成長していませんが笑)


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