フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。

前回の続きです。「勉強はなんのためにするのか」ということを、「個人レベル」で考えていました。


今日は、【高校以上における勉強について】考えます。


①高校以上の勉強は、別にしなくてもいいです。するのがいやなら、高校に行かなければいいのです。高校以上の勉強を国家は個人に押しつけていません。ただ、高校に入学したのであれば、●●高校という組織に所属したことになります。そこで課されている勉強をしなくてはならないのは、当然でしょう。それが「組織に属する」ということです。


②たしかに、いまだに融通がきかない高校も多いです。しかし、探せばいろいろあります。もっともわかりやすいのは通信制高校です。通信制高校では、普通高校では学べないことを学べるところが、たくさんあります。ダンス、ファッション、声優、デザイン、福祉、動物関係、プログラミングなどなど。そして、最低限の単位をとるだけでいいところも、出席日数が少なくていいところも、たくさんあります。そういう高校を選ぶというのも、一つの手ですよ。自分の学びたいことが、見つかるかもしれません。


③「学習指導要領」というものがあるため、どんな高校でも、必ず勉強しなくてはならない最低限の科目というものがあります。それらは、高校生ならいやでも勉強しなくてはいけません。なぜ、そのような科目があるのかはわかりません。しかし、結果的には、「これこれの科目を学んでいないと、高卒とは言わせないぞ」という国家の意思表示と見るべきでしょう。


④くどいですが、それがいやなら、高校にいかなければいいのです。中卒で働いて、幸せになっている人もたくさんいます。そういうふうになることを、目指してもいいでしょう。もちろん、簡単なことではありませんが、どのみち「人が生きる」ということは簡単ではありません。


⑤「やりたくないものはやりたくないんだ。だけど、高校には行きたいんだ」という人は、自分の理想に近い高校をぜひ探してください。でも、生きている以上、最低限のやらなければならないことは、いずれにせよやらなければなりません。理想に近い高校でも、やりたくないことは少しはあると思います。その高校に「属する」以上、やるのは当然です。


⑥「高校に行くのは勉強したいからではない。部活動をやったり、友だちを作ったりするためだ」という考えの人もいるでしょう。しかし、さきほど申したとおり、高校には学習指導要領があるので、部活動や友だちを中心にすることはできません。「午前中は部活動、午後は友だちづくり、放課後は国語と数学」という高校があってもいいとは思います。しかし、現時点では、そういう高校を作ることは、ほぼ不可能です。高校の意味は、部活動や友だちづくりにあって、勉強にはない、と「本気で」考えるのなら、そういう高校を将来作るべく、がんばってください。


⑦おまけです。私個人の意見ですが、人は高校どころか大人になっても、国語や数学を少しは学んだ方がいいと思っております。なぜなら、前回申し上げたとおり、人間としての「基本的な思考力」をのばすものだからです。でも、くどいですが、それは現時点で、義務ではありません。ですから、学ぶ必要はありません。学んだ方が、人間的に大きくなり、また世のため人のためになる、と私が思っているだけです。


さて、次回からは、「国家・社会レベル」で考えます。


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