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世の中にも人様にもなんの貢献もしない、たわごとの第2弾です(笑)

最近読んだ本その2。養老孟司・伊集院光『世間とズレちゃうのはしょうがない』(PHP研究所)

前回紹介した太田光さんの『違和感』は、kindle本(電子書籍)で読みました。kindle本は読み終わると、「この本を買った人はこんな商品も買っています」というのが表示されます。そのとき表示されたのが、この『世間とズレちゃうのはしょうがない』です。つい、amazonの戦略にのってしまい、買っちゃった本です(笑)

「僕は、世間とのズレを悪化させ、登校拒否から高校中退し、さらにズレ幅を大きくし孤独に生きてきた時期があります。」

これは伊集院さんの言葉です。僕が不登校対応を仕事にしているというのもありますが、それ以前にこの実感、よくわかる気がします。前回の『違和感』と同じですね。その伊集院さんが、こうも言っています。

「お笑いは、基本、世間とくっついているからおもしろいんであって、これ完全に離れているものは笑えないですよね。何を話しているのかも分からないだろうし、どこで盛り上がっているかも分からないから。かと言ってズレた箇所がなければ何もおもしろくない。」

お笑いの本質的な一面をものすごく的確にとらえた表現ですよね。大変勉強になりました。

その伊集院さんの別の言葉です。

彼は高校を中退したそうですが、それは、勉強をすればするほど達成度が下がると思ったからだそうです。

(以下、引用)
でもある日突然、「勉強すればするほど、おれは頭が悪くなっていく」と思った。それは自分の中で衝撃でした。いつか一〇〇%征服できるものだと思っていたから。
(引用終わり)

これも実感としてすごくよくわかります。僕もついつい何かをがんばると100%というのがあると思ってしまうのです。俗にいう「完璧主義」です。でも、ほんとうはそんなもの、ありはしないのですよね。頭ではわかっているのですが、なかなか人生の態度としては身につきません。

50代でもこれですから、いやになりますねえ(笑)

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