フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。


マスメディアもSNSも、「震災9年」「コロナ」とさかんに言っています。あちこちで、善意と警戒心があふれています。そのような喧噪を苦手とする私は、やはり変人なのかなと思ってしまいます。


「震災」については、一応、仙台で被災した身です。しかし、3日もしたら普通にヘラヘラ生きていました。もちろん、当時勤めていた高校の生徒の安否確認をしたり、壊れたものを片づけたりなど、震災に対応する仕事はしていましたけれど。


「コロナ」についても、どのくらい苦しいものなのかわからないので、ピンときていません。以前かかった帯状疱疹や、1か月以上熱が引かず声も出なくなった風邪くらいはつらいのかなとは思うのですが、つい、人生そういうこともあるよな、と思ってしまいます。「かからないか、かかって治るか、かかって死ぬかのどれかだよな」くらいにしか思っていないので、始末に負えません。先のことはわかりませんが、現時点でなら、コロナに感染するよりも交通事故にあう確率の方がきっと高い、なんてことも考えてしまいます。


もちろん、国家や自治体や社会に責任を負っている団体は、「震災復興」にしても「コロナ」にしても、打てる手を打つべきだと思います。また、家族のある方が家族を守ろうとするのも、当然だと思います。人に迷惑をかけないようにするのも、当然だと思います。しかし、個人事業主であり独身である私は、ほぼ自分の身一つのことなので、そんなに一生懸命「震災9年」や「コロナ」のことについて考えられない、というのが本音です。やっぱり変人なのですね。許してください。



そんな私ですが、やっぱり今朝は、もっとそういうことについて考えなくてはいけないのかな、と思いました。SNSやテレビを見ているうちに、「震災」「コロナ」が頭にのしかかり、知らずに肩に力が入り、胸から上の部分が緊張していました。


すると、突然、こんな言葉が「ぽんっ」と浮かんできました。


「たんたんと(淡々と)」


その一瞬で、上半身の力が抜け、いつもの状態に戻りました。


やはり私には、「たんたんと」日常を大事にする生き方のほうが、性に合っているみたいです。


そもそも、高校の教員だったときから、修学旅行や入学式などの特別な行事が、あまり好きではありませんでした。特別な日をどう生きるかより、日常をどう生きるかの方が大事だと思っていたからです。たぶん、中学生や高校生のころも、そんなに変わらなかっただろうと思います。


今日は確かに「特別な日」です。しかし、私はいつもどおり「たんたんと」生きようと思います。「震災の日」だからどうこうではなく、日々を普通に生きる。皆さんには叱られるかもしれませんが、「震災」や「コロナ」のことはそんなに気にしないで、いつもと同じ日常をすごそうと思います。


追伸 でも、すでに、特別なことをしてしまいました。「震災」についての考えは、普段からあまり述べたことはないのですが、「震災」の日に、「震災」について考えていることを、人様に披露しました。たぶん初めてです。

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