フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。

ある生徒さんに対する数学の授業の組み立てで、迷っていました。授業とは言っても、個別指導です。教科書を使って復習をしていくことだけは決めてあったのですが、教えすぎると緊張してしまう生徒さんであり、教えなさすぎると不満に思う生徒さんなので、加減が難しいのです。


そんなとき、ある本のことを思い出しました。「そう言えば、授業の勉強になると思って、中学の数学の教育書を買ってあったな。十年以上前のはずだが、きっとどこかにあるぞ」


うちに帰って探したら、出てきました。井上好文・TOSS向山型数学授業研究会『向山型中学数学 教え方事典 第1学年』(明治図書)。中学校の数学の授業ですばらしい成果を出している「向山型数学」による指導法が、具体的に書かれている本です。


さっそく仕事場に持っていき、教科書と照らし合わせながら、授業案を考えましたが、いまの教科書にもドンピシャ。たいへん助かりました。


実際に授業(個別指導)してみると、やや緊張は見られたものの、最後に「なんとかなりそうですか」と聞いたら、「たぶん大丈夫です」との返事でした。少しだけ、ほっとしました。緊張させてしまうのは、悔しいですが、まだ僕の腕が未熟だということなので、改善しなくてはなりませんが(^_^;)


断捨離しなきゃとは思うものの、たまにこんなことがあるから、うかつに本は捨てられません。


やっぱり、大切な本は保管しておかなくては。


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