仙台でがんばる「フリースクール コルネット」です。
「太田上田」という深夜のバラエティ番組があります。全国ネットではないらしいのですが、とりあえず仙台では放映されます。僕はこの番組が好きです。夜更かしは苦手なので、録画して見ています。
ある回のとき、お笑い芸人「南海キャンディーズ」の山ちゃんが出てきました。そして、南海キャンディーズが「M-1グランプリ」で準優勝したときのエピソードを話していました。
優勝できないことは、わかっていた。だから、負けるとわかっていながら、相方のしずちゃんのキャラが前面にでるようなネタにした。その方が、今後、テレビの仕事などが入ってきそうだったから。
だいたいこんな趣旨だったと思います。
驚きました。
何千組も挑んでいるM-1グランプリの決勝に残っていながら、優勝をあきらめる心の強さは並大抵ではないでしょう。普通ならば、玉砕してもいいから、一番いいネタで勝負しそうなものです。
しかし、山ちゃんは、未来を見通して、今後の仕事のために、あえて一番でないネタに切り替えました。実際、しずちゃんは「勝てないからいやだ」とだいぶ渋ったらしいです。しかし、山ちゃんの読みが当たったことは、その後の活躍が証明しているでしょう。
なんてすごいんだと思いました。感動しました。
目の前でやらなければいけないように感じることと、将来に向けて本当にやらなければならないことが、違うということがときどきあるのかもしれません。
難しいですね。