仙台でがんばる「フリースクール コルネット」です。

前回、「論理療法」について、紹介しました。今回はその続きです。

まず、前回のポイントのおさらい。

論理療法では、事実が感情を生み出すのではなく、本人が持っている考えが感情を生み出すものと考えます。

× 事実 → 感情
○ 事実 → 考え → 感情

たとえばということで、刺身をごちそうされたときのことを、例にしました。

刺身が出た → (刺身大好き!) → うれしい!
刺身が出た → (刺身は苦手!) → どうしよう……

人の感情は刺身から出るのではなく、刺身に対してどう考えるのか、その考えから出るのでした。

さて、論理療法では、ネガティブな感情を否定しません。

たとえば、異性にフラれたとします。

フラれた → (あの人と付き合いたかった) → 悲しい

論理療法では、こういう感情を否定しません。それは健全なマイナスの感情だと考えます。
つまり、感じていい感情です。

しかし、異性にフラれて半年間ずっと落ち込んでいたらどうでしょう?
そのような感情を生み出す考え方は健全ではない、と論理療法では考えます。

そういう人の考えは、たとえば次のようなものかもしれません。

・あの人にフラれたら、私は生きていけない
・あの人にフラれたら、私の人生はお先真っ暗だ
・あの人にフラれた自分は、人としてどうしようもないんだ

論理療法では、そのような考えを見つけ出し、それに反論をつきつけて、適切な考え方にしようとします。たとえば、「あの人にフラれたからといって、なぜお先真っ暗だと証明できる?」などのように。そして、不健全な考え方を健全な考え方になおそうとします。「あの人にフラれたのは、悲しいし、残念だ。しかし、お先真っ暗だとは言えない。別の人と恋愛できるかもしれないし、仮に恋愛できなくても一人でいることをたくさんの趣味で満喫できる」などのように、考えていくわけです。

繰り返しますが、異性にフラれて悲しいというのは、論理療法ではむしろ健全だと考えます。

しかし、いつまでもふさぎこんだり、憂うつになったり、人生を著しくダメにしていくような考え方や感情の持ち方はよくないと考えるわけです。

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