フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。
私は仙台吹奏楽団というアマチュアの吹奏楽団で、トランペットを吹いています。私の使用しているトランペットは、私が中学生のころに両親が買ってくれたものです。あまりに欲しがる私を見て、無理してローンで買ってくれました。40年くらい前になります。見た目は、結構ぼろぼろですが、普通に音は鳴ります(笑)
仙台吹奏楽団に入ったころ、いつかトランペットを買い換えようかな、などと思っていました。「次は●●のメーカーにしようかな」などと夢想していました。
ある日、私の使っていたトランペットに事件がおきました。トランペットの音が出る朝顔みたいな部分を「ベル」というのですが、そのベルが激しく変形してしまったのです。
どうして、そんなことが起きたのかは、伏せておきます。（私がやったのでは、ありませんよ。）とにかく、激しい変形ぶりだったので、私もひじょうに動揺しました。
そのとき、私自身、そのトランペットにどれだけ愛着があるのか、自覚しました。
何度も書いたことでなので恐縮ですが、私がトランペットをまた吹き始めたのは、47歳のときです。それまでは、７年間、押し入れで楽器を封印していました。両親がローンで無理して買ってくれた楽器を眠らせておくことに、私は少しだけ罪悪感がありました。その楽器が、47歳からの「復活」に伴い、また日の目を見た。その大事なトランペットをつまらぬことで変形させてしまい、亡き父と復活してくれた楽器そのものに、申し訳ない気になりました。
変形させた次の日、楽器屋さんに持っていきました。「10万円以上かかってもいいので、直してください」と言ったら、「そんなにかかりませんよ」と笑われましたが、とにかく、楽器屋さんのおかげで、トランペットはめでたく復活しました。
それ以降、私は、この楽器を吹きつぶすまで、代わりのトランペットは買わないことに決めました。ぼろぼろですが、私のかわいい相棒です。
ちなみに……このトランペットがダメになる前に、たぶん私の方が先にダメになるんじゃないかなあ(笑)
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