フリースクール コルネット、仙台で絶賛「教育中」です。
いつだかのブログで、『半沢直樹』を読んでいると書きましたが、このところ、池井戸潤さんの小説にはまっています。『ノーサイド・ゲーム』、『半沢直樹』(全四巻)、『下町ロケット』(全四巻)と読みましたので、いまのところ9冊ですね。飽きっぽい僕には、かなり珍しいことです。
池井戸潤さんの文章運びは、僕のテンポ感と合うようで、スイスイと読めます。これが、司馬遼太郎大先生の小説だと、僕はテンポ感が合わず、すぐに眠くなり、読書人失格となります。でも、池井戸さんの作品はどんどん読めて、こんな僕でも読書人になったような気がします(笑)。
しかし、僕が池井戸さんの作品にはまっている理由は、それだけではありません。池井戸さんの小説を読むと、なぜか滂沱(ぼうだ)と涙があふれてしまうのです(笑)。僕がふだん涙を流すのは、あくびをしたときくらいなので、自分でもビックリします。
いったい、僕は何に感動して、そんなに涙を流しているのか、考えてみました。
僕が涙するときは、だいたい次のような場面みたいです。
①苦難を乗り越え、正義が悪に勝ったとき
②正しいことを考える仲間が、強いきずなで結ばれ出したとき
③机上の空論が負け、現場主義が勝ったとき
④権力で人を理不尽に押さえつけている人間たちが、信義を重んじる人間たちに敗北したとき
自分が、何に飢えているのか、よくわかりました(笑)
本とつきあうと、自分がわかりますね。
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