フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。

お世話になっている忠海先生が紹介してくださった、中山マコトという方の『一生食いっぱぐれない 50代から自分を生かす 頭のいい副業術』(青春新書)という本を読み始めました。なかなかおもしろい本です。私のようなものでもブレイクできるかもしれない(笑)という、期待を抱かせてくれる本です。


この中に、大変興味深い一節があったので、ご紹介します。


(以下、引用)
 よく「好きなことを副業にしましょう!」という言い方をしますが、あれは間違いです。
 結果として続けられるものが正解で、実は「好きでも続かないもの」は多いんです。
  〔中略〕
 副業を選ぶにあたり、最も重要なことは、「自分自身が自然と努力できること、努力を継続できること」です。
(引用終わり)


これ、賛否両論ありそうですね。私自身、「好きなものを選べ」という人間なので、「へえ、そんなもんかなあ」と思って読みました。でも、「好きなものを選ぶ」のは、続けられるからなので、筆者の言うように「好きでも続かないもの」が多いとすると、私の考えは保留しなくてはいけないのかもしれません。


筆者は、別の箇所で、こうも言っています。


(以下、引用)
 気になるからこそ続けられる。好きのテンションはかりに下がることがあっても、気になるレベルは下がらないのです。
 気になる=どこかで重要と考えている! この感覚を大事にしてほしいのです。
 気になるということは、どこかで自分にとって大切だと思っているから気になるわけで、大切でなければ気にはならないのです。
(引用終わり)


ここまで言われると、少しわかった気がしました。私の言う「好き」は、案外、筆者の言う「気になる」に近いのかもしれません。


私は教育者としては国語を専門としていますが、もともと苦手だった国語の道へ進むのには、ちいさなちいさなドラマがありました。高校2年の文理選択の際、国語の道に関心はあったのですが、苦手だからあきらめて理系にしようと思っていました。でも、そう決断した次の日の朝になると、どうしても国語のことが「気になる」。そんな日々が1週間続きました。1週間続いて、「ああもう、これは国語の道に行くしかないんだ」と覚って、文系志望に切り替えました。


私としては、国語が「好き」だという自覚だったのですが、もともと苦手ですから、楽しいという感覚とはちょっと違います。国語を勉強していると、人生の真実に近づく気がして、うれしかったのです。その感覚は、筆者の言う「気になる」に近いのかもしれません。


筆者の考えに対する私の結論はまだ出ませんが、せっかく筆者からいい示唆をいただきましたので、しばらく頭の片隅で転がしておこうと思います。


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