フリースクール コルネット、仙台でがんばっております。


先日、友人と食事をしました。厳密に言えば、友人というより、かつての同僚です。私より10歳以上若い方ですが、同僚だったころ、何度も助けていただきました。また、仕事に関する深い話をよくした方でもあります。二次会は静かな場所でやったのですが、話も大いに盛り上がりました。


私はもともと、人づきあいが得意でなく、友だちもそんなにいません。ですから、このように気の合う方と食事ができたというのは、非常に貴重な機会であり、至福のひとときであったわけです。


さて、ある童謡の歌詞に「友だち百人できるかな」というのがありますが、最近では多くの方がこれに「できませーん」とツッコミを入れています(笑)。有名なところでは、10年以上前に出された、心理学者・諸富祥彦先生の本のタイトルが、「友だち100人できません」でした。もちろん、人づきあいの苦手な僕が、友だちを100人も作れるわけがありません。


フリースクールに通う生徒さんや不登校の生徒さんには、私と同じように友だちが多くない人がいっぱいいます。でも、そんなに気にすることはありません。これから、段階を追って、説明します。


まず、友だちが仮に一人もいなくても、生きていけます。寂しくないといったらウソになりますが、死にはしません。お金があれば、必要なことはたいてい、適切な方にお願いすることができます。「友だちがいない」と嘆いている方は、「友だちがいなくても、生きていける。寂しいけど(笑)」ということを出発点にしてみましょう。


そして、友だちがいなくても、仕事や趣味の「仲間」がいれば、寂しさも紛れます。友だちが少ない私にも仲間はいます。以前でしたら、同じ職場の考え方が近い人、いまでしたら、仙台吹奏楽団や合唱団パリンカの仲間がいます。この方たちとは仕事や趣味を通してのつきあいでしかありませんが、一緒に仕事や音楽をやっている間は、あたたかい時間を共有することができます。中には、情の厚い方もいて、仕事や趣味の範囲を超えて助けてくださる方もいます。ありがたいことです。


そして、仮に一人でも気の合う友だちがいれば、それは幸せなことでしょう。よく言われることですが、友だちなんて、数が多ければいいというものではありません。人と人とはそんなにわかり合えるものではないのですから、一人の気の合う友だちは、人生の宝です。


まとめると、「友だちがいなくても、生きていける。寂しいけど、死ぬわけではない。そして、友だちとまでいかなくても仲間がいれば、あたたかい時間は持てる。まして、真の友だちが一人でもいれば、最高だ」というあたりでしょうか。


ありきたりの結論ではありますが、人づきあいの苦手な私が、久しぶりに「友人」と言えるような人と食事をして、楽しいひとときを過ごしたものですから、ついつい書いてしまいました。お許しを。


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