フリースクール コルネット、仙台でがんばっております。
以前のブログで、古典文法の勉強のしかたに触れました。そのとき、大事なのは「GO! GO! GO!」だと言いました。繰り返しになって恐縮ですが、受験シーズンなので、改めて「GO! GO! GO!」について触れておきます。
「GO! GO! GO!」は、何かを暗記するときの「鉄則」です。
「GO! GO! GO!」というのはウソで、本当は「５・５・５」です。
たとえば、２次方程式の解の公式を覚えるとします。「ｘイコール２ａ分のマイナスｂ……」というあれですね。
まずは、一生懸命唱えます。手で書いたりもします。そうして、「一応頭に入れ」ます。ここまでは、「GO! GO! GO!」は関係ありません。何度も繰り返してください。ここまでのやり方も工夫のしようがあるのですが、今回は省略します。（教えてほしい方は、「フリースクール コルネット」へ笑）
「GO! GO! GO!」は、暗記したものを「忘れないようにする」鉄則です。
覚えた解の公式を忘れないようにすることはできるか？……放っておいたらできません。人間の「忘れる」能力はそんなに甘いものではありません。普通は忘れます。忘れないようにするには、
「１回５分×１日５回×５日間」で復習します。すなわち、「５・５・５」です。
解の公式を覚えたかどうかの復習は、どんなに長くても１回５分で十分です。30分もやったって、「時間の無駄」です。でも、気をつけなくてはいけないことがあります。それは、１回くらい復習しても、すぐに忘れるということです。ですから、１日５回やります。たとえば、朝やって、昼休みにやって、放課後にやって、家に帰ったらやって、寝る前にやって……みたいな感じです。間隔さえ適切に取れていれば、いつやるかはたいした問題ではありません。そして、１日５回やっても、次の日には見事に忘れていますから(笑)、それを５日間やりつづけるわけです。
こうして、解の公式は、脳に定着します。ただし、いつも私が強調しているとおり、人は「千差万別」ですから、「５・５・５」でうまくいかない方は、「５・６・７」でも「３・６・９」でも、自分に合わせてやり方を変えてください。
いずれにしても、本当に覚えなくてはいけないことがある場合には、このやり方が「ラクで効率がいい」やり方です。受験生のみなさん、ぜひお試しください。
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