フリースクール コルネット、仙台で教育に燃えています。

私の運営する「フリースクール コルネット」では、昼はフリースクール、夕方からは中高生向け学習塾を開いています。とはいえ、もともとは高校生をメインターゲットにしていたので、中学生向けに力を入れ始めたのは、わりと最近です。おかげさまで、最近は少しずつ中学生が来てくれるようになり、こちらも中学生の皆さんに、よりよいサービスを提供できるよう努力しています。


4月16日に中学校の5教科の教科書を3学年分買ってきました。仙台ではこの日が、一般人の教科書購入の解禁日だったのです。教科書は普通の参考書より、安くていいですね(笑)


いま、地理の勉強をしているのですが、教科書を開いて真っ先に思ったのは、「くわしすぎる……」。これを全部勉強しなくてはならない中学生は大変だな、と思いました。教科書はまんべんなく書かれているので、基本に絞ってを勉強するのは難しいし、ポイントを絞った入試対策はやりにくいかな、と思いました。ですが、それを覆すほどのいいところもあるのですよ。じっくり読む分には楽しいのです。


入試用の参考書や問題集は、ポイントがしぼられており、勉強しやすいです。白状しますが、今回、地理の復習をするに当たって、真っ先に活用したのは、入試対策用に作られた「一問一答集」です。これは使いやすく、入試に出やすいポイントを、どんどん吸収できます。その意味では、地理の知識の「核」を作るのにもってこいです。私は最終的に、別々の出版社から出ている2冊の「一問一答集」を利用して、知識の「核」を作りました。


しかし、これだけでは、どうしても知識が「薄っぺらい」のです。知識が断片的になって、つながりにくいのです。また、せっかく覚えても、なぜそうなるのか、という理由のわからない知識も多いのです。これが、教科書ではくわしく説明されているので、いろいろ腑に落ちてきます。つまり、それまでの知識が、「体系化」されてくるのです。すでに、一問一答集で知識の核はできているので、くわしすぎる教科書で勉強しても、次々と吸収できます。


しかも、いまの地理の教科書は、昔に比べて、地図や写真などの資料が数多く載っています。これも楽しいのです。たとえば、1ユーロ硬貨の写真。恥ずかしながら私は知らなかったのですが、1ユーロ硬貨の裏側は、各国独自のデザインとなっているんですね。ドイツはドイツ、フランスはフランスというように……。それでも加盟国では共通して使える、などと書いてあります。「受験」ばかり考えると、能率は悪いかもしれませんが、「受験」から離れて読んでいると、「そうなのかあ」と思わされることがたくさんあって、楽しいわけです。


やはり、教科書はあなどれないな、豊かだなと思いました。便利な参考書や問題集ももちろん使用しますが、最後は教科書に返るのが、最もよいと思います。


というわけで、わが「フリースクール コルネット」は、やたらと特別な参考書や問題集を与えません。私自身は参考書や問題集も使って勉強しますが、生徒さんに指導するときは、しっかり教科書を駆使しながら、わかりやすく指導していきます。なにしろ、教科書はみんな持っていますから、お金の節約にもなります(笑)。こんなにすばらしいものを既に持っているのですから、活用しないという手はないわけです。


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